らいむでは、研究開発活動において、産学連携も積極的に推進しており、下記の大学・研究機関と共同研究の実績があります。現在も複数の大学との様々なテーマで共同研究が進行中です。
※あいうえお順
らいむは、研究開発の成果をもとに、現在までに下記の特許を取得しております。他にも多数の物質・素材・技術・用途・製法が国内外で申請中、または審査中となっております。
特許第6198867号 創傷治癒剤
特許第6209580号 紫外線障害低減剤など
特許第6230638号 神経伸長促進剤など
特許第6279801号 組成物およびその製造方法(腰痛・膝痛低減剤)
特許第6303063号 コレステロール低減剤およびその製造方法
特許第6303064号 血糖低減剤およびその製造方法
特許第6303065号 拡張期血圧低下剤およびその製造方法
特許第6307201号 膝関節可動域開大剤およびその製造方法
特許第6606370号 抗アレルギー剤及びメディエーター遊離阻害剤
特許第6622614号 抗酸化剤
特許第7140325号 化合物、抗アレルギー剤およびメディエーター遊離阻害剤
特許第7140436号 眼状態改善剤およびその製造方法
特許第7142284号 神経伸長剤
特許US 10,973,858 B2号 創傷治療剤及びその製造方法
特許US 11,246,849 B2号 神経成長促進物質(アミノ酸)
特許US 11,345,675 B2 化合物、抗アレルギー剤およびメディエーター遊離阻害剤
一例として、らいむの主力製品(原材料)である鶏冠分解物(INJUV®)に関する研究成果の一部をご紹介いたします。
2000年米国STILLMEDOW INC.(GLP準拠)において、鶏冠分解物のアルビノラット(オス5匹、メス5匹)に対する急性経口毒性試験(14日間)を実施した結果、試験期間中に死亡した動物はなく、試験データから、サンプルのLD50は5050㎎/kg以上と計算されました。また、試験終了時に行った解剖観察でも異常個所は発見されませんでした。
2000年台湾MDS Panalabs Taiwanに委託し、背部に傷をつけたマウスに対する創傷治癒効果を、対照群(無治療)、鶏冠分解物経口投与群、傷薬(CGS-21680)経皮治療群の3群で比較しました(n=10)。開始後3・5・7・9・11日の傷の大きさを測定した結果、鶏冠分解物経口投与群は傷薬(CGS-21680)治療群とほぼ同等の治癒効果があることが確認されました。
2000年、大妻女子大学家政学部第三研究室において、22歳から65歳までの女性96名に、鶏冠分解物300 mg/日を6週間経口摂取してもらい、モニタリング調査を行った結果、高い割合で、肌・関節などへの有効性が確認されました。
上記データ(1~3)は2001年3月ロサンゼルス健康博覧会(Natural Products Expo, Anaheim, CA)にて発表されました。
ヒアルロン酸は本来分子量数百万の高分子化合物であり、腸管からの吸収が容易ではないため、吸収率を向上させる目的で低分子化する研究が多数行われています。近畿大学との共同による本研究では、プロテアーゼを中心とする植物由来の酵素類で処理した低分子ヒアルロン酸(W-HA)の化学成分分析、および、ランダム化比較臨床試験(投与群52名、対照群55名)によるヒト肌への保湿効果について検討を行ったものであり、下記の通りW-HAが肌の保湿改善効果(角質水分量、肌のpH)を持つことが明らかになりました。
ヒトの肌pH値に及ぼすINJUV®摂取の影響
収録刊行物 -
近畿大学農学部紀要 44号 1-8(2011)
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同志社大学アンチエイジングセンターとの共同による本研究では、無対象オープンラベル臨床試験(n=12)によって、低分子ヒアルロン酸を主成分とする鶏冠酵素分解物(INJUV®)の膝関節痛、腰痛に対する影響および安全性の評価を行いました。INJUV®の摂取により、自覚症状として腰痛、膝関節痛の改善、理学所見として膝関節可動域の開大が認められました(主要結果は以下の通り)試験期間中の有害事象は認められず、安全性が確認されました。
日本版変形性膝関節症患者機能評価尺度(JKOM) | |||
摂取前 | 摂取8週間後 | p値 | |
Ⅰ. 痛みの程度 膝通のVAS評価 |
6.1±0.4 | 2.6±0.6** | 0.000 |
Ⅱ. 膝の痛みやこわばり | 10.1±1.4 | 5.1±1.2** | 0.004 |
Ⅲ. 日常生活の状態 | 9.2±1.5 | 5.2±1.3** | 0.002 |
Ⅳ. 普段の生活など | 5.6±0.9 | 3.6±0.6* | 0.044 |
Ⅴ. 健康状態について | 3.0±0.7 | 2.0±0.5 | 0.058 |
全体合計 | 27.8±3.8 | 15.8±3.1** | 0.003 |
平均値±SEM(標準誤差平均)対応のあるt検定、wilcoxon符号付順位和検定、n=12 |
西オンタリオ・マクマスター大学変形性関節症指数(準WOMAC調査票) | |||
摂取前 | 摂取8週間後 | p値 | |
痛み | |||
右ひざ | 18.8±1.1 | 22.4±0.8** | 0.006 |
左ひざ | 18.5±0.9 | 22.2±0.7** | 0.004 |
全体合計 | 37.3±1.9 | 44.6±1.5** | 0.005 |
身体機能 | |||
1. 階段を降りる | 3.5±0.2 | 4.2±0.2* | 0.020 |
2. 階段を昇る | 3.4±0.3 | 4.3±0.2** | 0.005 |
3. 椅子から立ち上がる | 3.8±0.3 | 4.6±0.2* | 0.015 |
7. 乗用車に乗り降りする | 4.0±0.2 | 4.6±0.1* | 0.020 |
11. 靴下を脱ぐ | 3.7±0.3 | 4.3±0.2* | 0.038 |
全体合計 | 66.2±3.6 | 74.9±2.3* | 0.013 |
平均値±SEM(標準誤差平均)、wilcoxon符号付順位和検定、n=12 |
日本版腰痛症患者機能評価質問票(JLEQ) | |||
摂取前 | 摂取8週間後 | p値 | |
Ⅰ. 腰痛の程度 過去数日間の痛みのVAS評価 |
6.0±0.7 | 2.5±0.5** | 0.001 |
Ⅱ. 数日間の腰痛による生活上の問題 過去数日間の腰痛の状態 |
10.4±2.0 | 4.8±1.1** | 0.007 |
Ⅲ. 腰痛による諸問題 過去数日の腰痛によるライフスタイル上の問題 |
21.8±4.2 | 10.6±2.4** | 0.002 |
Ⅳ. 過去1カ月における健康・心理的状態 過去1カ月の健康状態 |
6.1±1.3 | 2.4±0.7** | 0.006 |
全体合計 | 38.3±7.3 | 17.8±4.1** | 0.002 |
平均値±SEM(標準誤差平均)対応のあるt検定、wilcoxon符号付順位和検定、n=12 |
膝関節自動可動域評価(左右平均)
収録刊行物 -
Glycative Stress Resarch Volume.5(1):55-67
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Abstract -
The report was published in Glycative Stress Research 5(1): 55-67, 2018 as a collaborative research with Anti-Aging Medical Research Center of Doshisha University, Kyoto, Japan. Efficacy in subjective and objective symptoms and safety of INJUV® (rooster comb degradation product containing low-molecular hyaluronic acid) has been investigated under an open-label clinical trial (n=12) without control group. The results show improvement in gonalgia and lumbago, and the extension of the range of motion in the knee joint, etc. with no product derived adverse events or safety issues.
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